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第176話 今年を振り返って

小児科医のつぶやき|第176話 今年を振り返って

 早いもので今年も残り1ヶ月となりました。年々1年が過ぎるのが早く感じるようになったのは、やはり年齢を重ねたせいなのかもしれません。そして今年も恒例の振り返りをする時期となりました。今年も個人的にはあまり明るい1年ではなかったように思いますが、皆さんはいかがだったでしょうか。自分なりに振り返ってみたいと思います。    


 先ずはやはり今年もコロナに振り回された1年でした。もううんざりという方も多いと思いますので、今回はワクチンについて考えてみたいと思います。いよいよ先日から生後6ヶ月以上のお子さんの接種も開始されました。成人に比べたら全国的にかなり接種率が悪いようです。副反応のイメージがあるのも影響しているのではないかと思いますが、当院で接種されたお子さんは殆ど副反応はないようです。小児は重症化しにくいというのがわかってはいるのですが、罹患するお子さんが増えてくるとやはりなかには重症のお子さんが出てくるのも事実です。ワクチンは重症化をある程度予防するというのもはっきりしてきましたので、接種を迷われているお子さんには小児科医としては接種をお勧めしています。    


 次に病院についてですが、あまり大きく変わった事はなかったように思います。看護師さんが5名になった関係で少しバタバタしたところもあったかとは思いますが、職員のみなさんが頑張ってくれているお陰でトラブルなく経過しました。以前に比べると受診者数は少し増えてきたようにも思います。コロナ前のような状況に戻る事はないと思いますが、それでも町外から受診される方も増えてきました。そして4月からは町の1歳半検診も担当することとなり、月に3回検診業務を担当することになりました。昼休みが無くなるのはちょっと辛いところではありますが、地元の子どもたちのためにこれからも頑張らなくてはと思っています。また、テレビのニュースで見られた方もいらっしゃるかと思いますが、国産不活化コロナワクチンの治験を開始したことも大きな出来事なのかもしれません。1日も早く日本でも国産ワクチンが接種出来るようになれば嬉しいですね。   


 そして個人的には還暦まであと2年を切って、いよいよカウントダウンが始まったという感じです。ただ個人的にはあまり年寄りという感じがしないのも事実です(周りの方がどのように思っていらっしゃるかは分かりませんが)。ご存知のように週末はスポーツ観戦に奔走し、エネルギーをもらっています。選手の皆さんは自分の子どもたちと同年代になって、何だか不思議な感じがします。特に今年のロアッソは最後までワクワクさせてくれました。今も悔しくてなりませんが、地元に応援できるチームがあるというのは喜ばしいことです。チームがあってこそ、喜んだり悲しんだり出来るのですから。来年も変わらず週末はあちらこちらに出かけて応援していると思います。そしてよかったら会場で一緒に応援しましょう。もし見かけたらぜひ声をかけてください。   


  来年こそはと思いながら、早くも数年が経過しました。一向に先の見えない状況が続いていますが、少しずつ昔のような生活が戻りつつあるのも事実です。昔から「明けない夜はない」というように、かすかではありますが光が差し込んできたようにも感じています。辛い時こそ、笑顔を忘れないようにしなくてはいけないといつも思っています。特に子供たちから笑顔がなくなるのは絶対に避けなくてはいけません。そのためにも来年も子どもたちが元気に過ごせるように頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。それでは少し早いですが、

みなさまどうぞ良いお年をお迎えください



【令和4年12月】
よしもと小児科 吉本寿美

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