第207話 トップの責任とは
梅雨なのに真夏のような天気が続き、梅雨が明けたと勘違いするような6月でしたが、記録的な早い梅雨明けになるのでしょうか。確か数年前の熊本豪雨も7月だったように記憶しています。最近は梅雨末期になってとんでもない豪雨に見舞われることが多いようですので、仮に梅雨明けが宣言されたとしてもあとしばらくは注意が必要です。今シーズンは台風を含めて被害が出ないことを願うばかりです。
さて話は変わりますが、最近ふとトップの責任とは何だろうと考えることが多くなりました。ご存知のように自分は週末にはサッカーやバスケの応援に行っていますが、なかなか勝てない状況が続くとヘッドコーチが交代するというのが普通に行われています。勝負の世界ですから、トップが交代するのは当たり前の世界なのでしょうね。つい先日もJリーグで何チームかのヘッドコーチが交代するという報道が出ましたが、スポーツの世界というのは本当に厳しいものです。華やかな世界ばかりが見えますが現実は相当厳しそうですから、トップの方のストレスも大変なものではないでしょうか。
トップといえば、こんな自分もトップの端くれではありますので、責任とは何かなと考えることがあります。開業して20年が経過しましたので、一通りの経験は積んできました。もちろんいいことばかりではありませんし、どちらかというと大変なことが多かったのかもしれません。ですが、不思議と助けてくれる人が現れるもので、これまでも困ったときには誰かに助けられてきました。一番最初に相談するのは他でもない妻ですが、同じ仕事をやっているので最大の理解者であり、幾度となく助けてもらいました。ただやはりトップというのは案外孤独だなと感じることは少なくはありません。逃げ出したい気持ちに駆られることもありますが、困った時は一人ではないと思えば何とかなるものです。今までは必ず何とかなってきましたし、これからも何とかなるだろうと思っています。
最近になって知り合いの先生が閉院されるという知らせが届くようになってきました。自分もそんな年齢になったのだな〜と思うことも増えました。引退するにはまだ早いのであと少しは頑張ってみようかとは思っていますが、さすがに無理がきかなくなってきたようには感じます。いっそのこと、診察を予約制にしてみようかと思うこともあります。ただ予約制は待たなくていいというメリットがあるのは間違いありませんが、子どもというのは急に発熱や嘔吐などがみられることが多いようです。そのようなお子さんを診察するにはやっぱり予約制だと難しいと思いますので、当院はこれからも今まで通りのスタイルで診療を続けるつもりです。周辺には予約制のクリニックも増えましたので、待つのが苦手な方はそちらを利用していただけたらいいかなと思います。予約制にはメリット、デメリットがありますので難しいですね。
多くの先生がそうであるように、長年やっていると診療以外の仕事が次から次へと舞い込んできます。特にこの歳になると、いろいろな役職がついて回ります。それに伴って会議も増えてきますが、最近はzoomでの会議が増えてきたので、こちらに関しては以前より負担は減ってきました。最近、サッカーやバスケでトップの交代が相次いだので、ふとトップの責任とは何かなと思って今回はこんなことを書いてみました。色々大変なことも多いですが、最後は子どもたちの笑顔に癒されて元気をもらっています。
【令和7年7月】
よしもと小児科 吉本寿美







